お知らせ

2023年度 年末年始の休診予定

2023年12月29日から2024年1月3日は通常診療を休診とさせていただきます。また事務的対応・当院への通院歴がない患者様からの新規ご相談につきましてもお休みとさせていただきます。御迷惑をおかけいたしますが何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

尚、当院にて訪問診療を行っております患者様におかれましては、上記期間においても通常通りの24時間体制での緊急対応を致します。契約時にお伝えしております医師直通電話(夜間・休日用電話番号)へお電話ください。

外来休診のお知らせ

4月18日(火)および5月2日(火)の外来(京本診)は当院事情により休診とさせて頂きます。

尚、訪問診療・臨時往診につきましては通常通りの診療を行います。

年末年始の休診予定について

年末年始は12月29日(木)~1月3日(火)まで通常診療を休診いたします。

尚、当院で訪問診療中の患者様に対する緊急・臨時往診、電話診療には日と時間を問わず対応いたします。契約時にお伝えしている夜間・休日用電話番号へご連絡ください。

在宅緩和ケア充実診療所加算の算定について

この度令和4年10月に国の指定する基準を満たし、在宅緩和ケア充実診療所としての届け出をいたしました。

令和4年11月以降は在宅緩和ケア充実診療所として、地域の皆様へより良い医療を提供できますよう職員一同努力してまいります。

この点につきましてご不明点がありましたら当院までご連絡ください。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

 

西宮市 訪問診療 往診

ケイ往診クリニック

外来休診のご案内

10月19日(水)におきまして、当院事情により外来を休診とさせていただきます。

尚、訪問診療・臨時往診につきましては通常通りの診療を行います。

ご不便、ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

気管支喘息について

ケイ往診クリニックの京本です。

10月になりました。暑い時期も終わりを迎え、徐々に気温が下がり涼しくなってきました。

夜には鈴虫の音色が聴こえ秋の季節を感じます。

今週末からさらに気温が下がり、最高気温が20度程度になってくるようです。

急な気温変化で体調を崩されないように気を付けてください。

 

さて本日は気管支喘息についてのお話です。

 

喘息は感冒などの感染症をきっかけに発作を起こすことが多いですが、朝晩の寒暖差が大きい季節の変わり目に悪化することもあります。ちょうど今の秋のような時期です。また、秋花粉として有名なヨモギ、ブタクサが飛んでいる季節になっていますので、アレルギーがきっかけとなり喘息が悪化するこもあります。

 

気管支喘息は吸入薬が大変重要となる疾患ですので、かかりつけ医で処方されている定期薬を忘れずに使用するように心がけてください。(発作時のみ使用の吸入薬を除く)定期の吸入薬は、発作が起きてから慌てて使用するのではなく、「発作を起こさないように定期的に使用する」ことが重要です。

発作回数を減らすことが喘息と長くうまく付き合っていくコツと言えます。

 

西宮市 鳴尾町 訪問診療 在宅 往診

ケイ往診クリニック 京本

経腸栄養剤

こんにちは。ケイ往診クリニック医師の松原です。

本日は簡単に経腸栄養剤の話をします。

訪問診療の対象になる患者さんの中には、食欲が落ちてしまい食事だけでは必要なエネルギーが不足してしまう患者さんも少なからずいらっしゃいます。そのような場合はまず食欲低下の原因となっている病態が無いかどうかを診察・検査で探します。

すぐに診断がつかない場合や原因疾患が見つからない場合もありますので、そのような場合に対症療法として経腸栄養剤による栄養補助を行うのです。

経腸栄養剤には様々な種類がありますが、総じて甘いです。だいたい1ml=1kcalです(エンシュア・リキッド、ラコールなど)。ハイカロリータイプだと1ml=1.5kcalのものもあります(エンシュア・Hなど)

保険診療で処方できるものもあれば(上記など)、メイバランスなどご自身で購入できる商品もあります。

フレーバーは多種多様です。好みに合わせて処方します。

 

私の経験の中でこのような患者さんがいらっしゃいます。以前に施設で見ていた患者さんなのですが、転倒を契機として意欲低下を来たし全く食事を取らなくなり、5kg以上痩せてしまいました。上記にもあるエンシュア・Hを1日2本でスタートしたところ、エンシュア・Hは好みに合ったようでしっかりと飲んでくれました。以降2年になりますが、今でもエンシュア・Hを1日2本(750kcal)飲むだけで、他の食事はほぼ摂らないですがお元気に過ごしていらっしゃいます(スタスタ歩き回れるわけではありませんが、日中は指定席に座りデイルームで皆さんと過ごしておられます)。

他にも、神経難病や嚥下能低下などで経口摂取が出来ない方は経腸栄養剤で食事を摂っておられますので、経腸栄養剤は完全栄養食といえます。

興味のある方は、診察時に医師に聞いてみるとよいでしょう。

 

西宮市の在宅医療、訪問診療、往診

ケイ往診クリニック 松原 翔

新型コロナ隔離期間(改訂:有症状・無症状)

ケイ往診クリニックの京本です。

西宮市医師会より新型コロナ感染症の療養期間の見直しの通達がきました。

情報をアップデート致します。

 

【有症状】

発症日から10日経過(発症日の翌日から数える) かつ 症状軽快後72時間経過。

⇒改訂

発症日から7日経過し、かつ症状軽快後24時間経過で、8日目に解除

 

例:8月1日に発症 → 8月2日~8月8日療養 → 最短だと8月9日に解除

24時間(1日間)症状が治まっていることが条件にありますので、症状が続いている場合は隔離期間が延長されます。

 

【無症状】
検体採取日から7日経過。8日目解除。

例:8月1日に検体採取 → 8月2日~8月8日療養 → 8月9日に解除

⇒改訂

検体採取日から7日は変更なしですが、以下が追加されています。

 

加えて5日目の検査キットによる検査で陰性を確認した場合は6日目に解除可能。

※ただし、7日目が経過するまでは感染リスクを考えて感染防御に努める。

例:8月1日に検体採取(陽性) → 8月6日検査採取(陰性) → 8月7日に解除(8月8日までは感染防御に努め、8月9日から普通に生活可)

 

コロナの状況や対策は日々変わりますので、こちらでもアップデート情報を共有できればと思います。

 

西宮市 鳴尾町 訪問診療 在宅 往診

ケイ往診クリニック 京本

先輩からのアドバイス 後編

こんにちは。ケイ往診クリニックの森河です。

今回のブログは前回の続きになります。先週のブログもご覧頂けると嬉しいです。

 

では早速ですが、僕が研修医の時に先輩医師から頂いた2つ目のアドバイスについてです。

精神科のかなり上の先生から言われた言葉ですが、「医師は患者のコーチになりなさい」です。もう10年ほど前ですので、どういうシーンで言われたのか詳細には覚えていないのですが、「コーチ」という単語がすごく印象に残っています。コーチと聞くと、店員さんとお客さんのような関係よりも、もっと近い距離の関係に感じますよね。患者さんを導きながら、苦しいときは話を聴いたり、応援したり、そういった二人三脚の関係を目指しなさいというアドバイスだったのかなと思っています。プロフィールにも書いていますが、僕は約5年間、大阪市の診療所で働いていました。病院で働いていた時と比べて、患者さんとの距離はずっと近かったです。たくさんの患者さんの横で一緒に走らせてもらいました。その経験をケイ往診クリニックでも活かしていきたいと思います。

 

当院のホームページを見て、お問い合わせを頂くこともございました。在宅医療のことで何かお困りのことがあれば、いつでも当院にご相談下さい。また次のブログでお目にかかります。

 

西宮市の訪問診療・在宅医療・往診 ケイ往診クリニック

 

医師 森河 紘希

先輩からのアドバイス 前編

こんにちは。ケイ往診クリニックの森河です。

 

このブログを書いている8/31現在、新型コロナウイルス感染者数もようやく減少傾向になってきました。発熱外来もやっている開業医の友人に話を聞いても、発熱外来を受診される方の数がピーク時の半分くらいになっているそうです。しかしまだまだ油断できない状況ではありますので、引き続き消毒、手洗い、うがいを徹底して頂きますよう、宜しくお願い致します。

 

患者さんの家に向かう途中、さて今回のブログはどんなことを書こうかなと考えていましたところ、研修医の時に先輩医師から頂いた2つのアドバイスを思い出しました。

1つは研修医として働きだして1か月も経たない時に、学年が1つ上の先輩医師から言われた言葉で、「看護師さんと仲良くやりなさい」です。

医師はリーダーの役割を持ちますが、決して一人で全てのことが出来るわけではなく、看護師・薬剤師・理学療法士・技師など多くの人が患者さんに関わり、チームで治療にあたっています。ましてや研修医は勉強して知識は多少あれど、経験は全くありません。医師になったからといって驕らず、謙虚な姿勢でチーム医療に参加しなさいというアドバイスであったと感じています。

患者さんは病気のことで様々な思いを持ちながら日々を過ごしています。看護師さんは患者さんからの話を聞きだすのが上手な方が多く、医師は知らない情報が看護カルテに記載されていたりします。

当院では、訪問看護ステーションの看護師さんと協力しながら訪問診療をさせて頂いています。24時間対応の事業所も多く、血圧測定や薬の管理、点滴、褥瘡(床ずれ)のチェック、清拭(入浴できない方には蒸しタオルで体を拭いてくれます)など本当に様々な事をやってくれます。在宅でも出来る事はたくさんありますので、何かお困りの事があればいつでもご相談下さいね。

 

2つ目のアドバイスの話は次週に書こうと思います。

 

西宮市の訪問診療・在宅医療・往診 ケイ往診クリニック

 

医師 森河 紘希